じぃじ | 男性視点の革婚式への道のり

じぃじ

俺っちの親父っちは極度の恥ずかしがりやさん
ただ一切人見知りはしないのだけど、恥ずかしいと感じると照れ隠しがうざいタイプ

「俺はじいちゃんじゃねぇ」とか「孫がそんなにかわいいとは思えない」
などと言うのだが常に気にしてる感じだった

相方が妊娠してからは、今まで俺っちの携帯に電話したことなんてなかったくせに時々電話してくるようになり
子供っちが生まれてからは酔っ払うと何かと電話してきて声を聞かせろと
どう考えても子供っちが気になってしょうがないのだろうけど
「孫がそんなにかわいいとは思えない」とかニヤニヤしながらいう感じ

子供っちの行事があるときなどはなんとなく来てはいるけど子供っちにはあんまり近づかずに遠目で確認する程度だった


そんなときに、お母さんがアパートまで子供っちに会いにくることになった
親父っちは来ないと言っていたのに急遽雨のため仕事がなくなったので一緒に来ることになったらしい

子供っちを親父っちの近くで抱っこすると( - ゛-) ジッーっと親父っちを凝視する子供っち
傍から見てると凄くかわいい、とにかく穴が開くほど( - ゛-) ジッーっと親父っちを凝視し続けてた

その日子供っちと過ごした時間は親父っちにとってものすごく楽しかった様子で、人が変わったようになってるらしい

今まで撮り貯めた写真は画像データとしてお母さんにすべて渡してあって
当然のことながらお母さんのノートパソコンのデスクトップは子供っちのベストショットが設定されている状況

今までパソコンの壁紙が子供っちだったとしてもまったく気にせず通り過ぎてた親父っちが、あの日を境にニヤニヤしながら壁紙を見るようになったらしい
何かというと、ニヤニヤしながら「俺のことジーっと見るんだ」と言うし
今度、連れてくと言ったら泊まれ泊まれとせがみ出すし


興味はあったけど関心がなかった孫に対してビックリするくらい心酔